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Channel: 文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』
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『ネット右翼亡国論』ー廣松渉と桜井誠

廣松渉と桜井誠。廣松渉から桜井誠へ。「思想の土着化」や「思想の存在論化」とは何か。廣松渉がマルクス主義的革命家なら桜井誠も革命家である。Ⅰ廣松渉と桜井誠まず、「思想の土着化」や「思想の存在論化」について簡単に説明しておこう。「思想の土着化」とは何か。「思想の存在論化」とは何か。あるいは「思想の内在化」とは何か。私は、桜井誠の思考や思想は、この「思想の土着化」や「思想の存在論化」を通過して成り立ってい...

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安倍晋三と麻生太郎

安倍晋三と麻生太郎ー「ネット右翼亡国論」安倍晋三と麻生太郎と「ネット右翼亡国論」。安倍政権は「ネット右翼政権」である。たとえば、安倍首相は国会答弁の中で、「「ポツダム宣言」は読んでいない」と発言した。麻生太郎は、「憲法改正はナチスに学べ」と、あるシンクタンクの講演で発言したといわれる。いずれも、雑談や酒席の場などでの冗談半分の発言ではない。言い換えれば、「公的な場」か、あるいはそれに準ずる場での大真...

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つかこうへい『娘に語る祖国』より。

≪パパのペンネームは、つかこうへいです。本名は金峰雄(キムボンウン)と言います。昭和二十三年四月二十四日に、金泰烈(キムテイヨル)、黄命妊(ファンニョイイン)の次男として福岡県嘉穂郡嘉穂町牛隈で生まれ出た、韓国人です。...

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へーゲルの「世界史的個人」

《だから、また世界史的個人は、生真面目にこれにするか,あれにするかと,いろいろ思案したりなどしない。何者ものをも顧みずに、一路その目的に突進する。そのためにまた、他の大事な、時によると神聖なことにまで軽々に取扱うというような場合もある。この態度は無論、道徳的非難をうけなければならない。...

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カンサンジュン=

姜尚中(カン・サンジュン)の『在日』 《そうだ、もうひとりの自分、「姜尚中」になるのだ。そう思ったとき、わたしは「永野鉄男」を捨てて「姜尚中」を名乗ることにしたのである。...

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廣松渉と桜井誠ー「ネット右翼亡国論」

■廣松渉と桜井誠の共通性と差異性廣松渉といえば、東大大学院を経て学者となり、高名なマルクス主義哲学者になり、東大教授まで上り詰めた人である。『マルクス主義の成立過程』や『世界の共同主観的構造』『存在と意味』など、その著作は膨大なものであり、岩波書店から全集まで出ている。一方、桜井誠は、高卒で上京し、アルバイトや臨時職員などを経て、「ヘイトスピーチ」や「差別的言動」で有名な市民運動家として台頭してきた...

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ハイデガー

ヴイトゲンシュタインのハイデッガー論...

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ドストエフスキー《引用》

シャートフの発言。《民衆を持たぬ者は、神を持つことがない!自国の民衆を理解することをやめて、民衆との結びつきを失った者は、即座に、それに応じて、国民的な信仰を失うし、無神論者になるか、無関心派になるしかない。》(『悪霊』)《いかなる国民もいまだかつて科学と理性に基づいて存在したためしはない。ほんの一時的に、ばかげた気の迷いでそうなったのを別にすれば、そんな実例は一度としてなかった。》《諸国民を組織し...

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『ネット右翼亡国論ー桜井誠と廣松渉と佐藤優の接点ー』

私が、安田浩一の『ネットと愛国』を立ち読みして、桜井誠に興味を持ちはじめた頃は、同時に、私は、哲学者で東大教授だった廣松渉の思想遍歴にも興味を持ち始めた頃だった。私は、その頃、佐藤優との対談予定があり、そのための資料として、佐藤優の『廣松渉論』(資本主義・・・)を読んでいた。そして、読み進めていくうちに、「思想の存在論化」、つまり「思想の土着化(存在論化)」という問題に突き当たった。「思想や哲学は、...

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ドストエフスキーと清水正。未亡人プリへーリャの「踏み越え」

父称を逆転しただけである。プリへーリャは彼のことを「いい方」と言っている。両者に秘められたこの符号から、プリへーリャとアファナーシイの性的関係を読みとれば、『罪と罰』一編は全く新しい世界を再構築することになる。>>(清水正『清水正・ドストエフスキー論全集7』(『オイデイプス王』と『罪と罰』)清水はは「踏み越え」の物語である、ラスコーリニコフだけではなく、ソーニャもカチェリーナ(マルメラー...

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廣松渉と桜井誠2

広松渉と桜井誠。  広松渉と桜井誠、この二人に共通点が何かあるだろうか。おそらくない。...

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序論ー安倍政権は「ネット右翼政権」である。

『ネット右翼亡国論』■序文ー「ネットA」と「ネット右翼B」  「ネツト右翼」という言葉がある。現代日本の政治や文化、思想、学問・・・を象徴する言葉の一つである。しかし、この「ネツト右翼」という言葉は、今では、「ヘイトスピーチ」や「偏狭的ナショナリズム」「民族差別」などとともに否定すべき、嫌悪すべき言葉であると見なされている。「ネツト右翼」と聞いただけで嫌悪感をもよおし、失笑する人も少なくないだろう。...

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小池百合子」を批判・罵倒する人々へ、告ぐ。

「闘う君の歌を、闘わない奴等が嘲笑うだろう」(中島みゆき)という歌を知っているか。小池百合子を批判・罵倒する人々の多くは、「闘わない奴等」でしかない。要するに、自分は何もしない、何もできない野次馬でしかない。野次馬とは、闘いの前、あるいは闘いの渦中では、何も言わず、付和雷同するだけの無責任な一般大衆。闘いが終わり、勝ち負けの結果が明らかになると、急に、居丈高に発言を始める居酒屋老人、井戸端会議のおば...

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大道寺将司、懐かしい名前です。私は、政治思想的には、保守反動を名乗りながら、昔か大道寺将司、懐かしい名前です。私は、政治思想的には、保守反動を名乗りながら、昔から、左翼過激派の革命家たちが好きだった。『ネット右翼亡国論』にも収録したが、赤軍派の指導者で議長だった塩見孝也さんと対談したのも、その延長だった。私は、左翼過激派でも、穏健、且つ人道主義的な左翼陣営から排除されるかもしれないような左翼過激派の...

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大道寺将司、懐かしい名前です。

私は、政治思想的には、保守反動を名乗りながら、昔か大道寺将司、懐かしい名前です。私は、政治思想的には、保守反動を名乗りながら、昔から、左翼過激派の革命家たちが好きだった。『ネット右翼亡国論』にも収録したが、赤軍派の指導者で議長だった塩見孝也さんと対談したのも、その延長だった。私は、左翼過激派でも、穏健、且つ人道主義的な左翼陣営から排除されるかもしれないような左翼過激派の反社会的活動家たちに注目してい...

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革命的国家論=ルソーとヘーゲル(1)。

若きヘーゲルはルソーの信奉者だった。言うならば、ルソーは、フランス革命に多大の影響を与えた政治哲学者であったが、そのルソーの政治哲学(共和政論)とフランス革命という歴史的大事件に深い影響を受けて、哲学的思索を開始したのがヘーゲルだったと言える。一方、フランス革命に批判的で、『フランス革命の省察』を書いて、フランス革命を厳しく告発し、革命批判の保守思想や保守主義を主張したのが、英国のエドモンド・バーク...

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塩見孝也さん(左)と私。

塩見孝也さん(左)と私。...

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一昨日、12/1、日大芸術学部で講義。講義終了後、江古田の某居酒屋で、例の芸術思想研究会「金曜会」。

ビール、ホッピー、日本酒を飲みながら真剣且つ過激な議論を展開。金曜会のメンバー清水正(日芸教授)、漫画家・日野日出志(大阪芸大教授)、下原敏彦(日芸講師)さん等。途中から日芸助手の高橋由依さんも。山下聖美教授は欠席でしたが、話題は日野日出志の傑作漫画『蔵六の奇病』論から源氏物語論、ドストエフスキー、大相撲暴行事件論など多岐にわたり、殴り合いになりそうな激しい議論を展開。...

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「大年増の厚化粧」の政治哲学ー石原慎太郎の発言と予測は正しかった。

小池百合子の政治的厚化粧の化けの皮が剥がされるのに時間はかからなかった。「大年増の厚化粧」だったか「厚化粧の大年増」だったかよくおぼえていないが、都知事選の最中に、石原慎太郎が、小池百合子を揶揄して放ったこの言葉は、当時はご婦人たちを中心に非難の嵐だったが、今になって振り返ってみると、かなり正鵠を射た言葉だったように思われる。石原慎太郎の指摘通り、小池百合子は、都知事選や都議選には圧勝したものの、「...

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小生は、これまで、八幡和郎さんとは政治的発言での差異と対立が鮮明で、毛嫌いして来ました。しかし、大相撲論と西郷論の過激な評論で、すっかり「八幡和郎ファン」...

(続く) …◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 小生の近著(8/3)『ネット右翼亡国論』が販売開始!⬇⬇⬇...

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